連載 第34回目 研究を取り巻く環境

コロナ(Covid-19)が蔓延する中、感染者数の下げ止まりとワクチン配布その副作用、そしてTOKYOオリンピックの開催が現在気になるところであります。

約100年周期で世界的な感染症は発生していますが、細菌兵器であるとされる発生源にいた複数の研究者達の世界メディアへの証言は気になるところであります。

 さて、この長引くコロナ禍は現在で既に1年が経過しています。更に長引く中で、研究者達や学生など若い方々が貧困に晒されている事実が大変悲しく思います。故有馬博士が目指された競争原理での研究助成による日本の技術力向上システムと、海外学生の受け入れ制度は、思惑と大きく事なる結果となり、利権の温床を誘発したといわれています。博士は、その汚名挽回と晩年沖縄の新設大学を世界水準に高めようとされました。

研究者を志す者に、日本🇯🇵は魅力的な場所であってほしいと私達は思います。自国の研究者や研究を目指す学生を大切に出来ずに、日本の技術研究の向上はあり得るのでしょうか。

故有馬博士が本来目指そうとされた世界観に、少しでも近づけるためには、私達は何をなすべきでしょうか。日々自答する日々であります。

故団藤重光先生が教えてくださった反骨精神、

解決の一筋のヒントはここにあるのではないかと思えるのです。